高麗人参を使いこなす!
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栽培が難しい高麗人参

韓国は、高麗人参(朝鮮人参)の栽培に適した気候と土壌に恵まれていますが、
だからといって栽培は簡単ではありません。

高麗人参が高価な理由は、栽培が難しいからです。
高麗人参は強い酸性土壌、乾燥した土地、
排水の悪い土地、高温多湿の地域では栽培することができないため、
栽培条件が限られます。

種をまく前に、まず1~2年かけて土壌作りをしなければなりません。
高麗人参の栽培においては、土作りが非常に大切です。
化学肥料や堆肥を使用すると濃度障害を起こし、
生育を阻害する原因となるのです。
そのために、高麗人参の畑には、
ソルガム・トウモロコシなどの作物を青いうちに刈り取ったものを肥料として使います。

有機物を使用した土作りは非常に手間ひまがかかるので、約1~3年を必要とします。
そして高麗人参は直射日光を嫌うため、
発芽した後は直射日光や雨風にさらされないように日よけを設置するのですが、
このときまったくの日陰ではなくて、朝日だけを浴びるような構造に調整しなければなりません。

また、高麗人参とは多年生の植物で、栽培年数によって1年根から6年根までの等級に分かれています。
3年根以上にならないと有用性は期待できないと言われており、
栽培から6年経過した6年根の高麗人参が、
有用成分である人参サポニンをよりバランス良く多く含んでいて、
特に価値があると言われています。

7年目からは病害虫に対する抵抗力が弱くなり、
成長率も低下して組織が固くなるため、価値が著しく損なわれます。
そのため、高麗人参の収穫は4年目~6年目の時期となりますが、
生育期間は水分と土壌菌による根腐れをはじめ、
水害による流出や台風の被害、害虫などいろいろな障害があり、
立派な高麗人参を育てるのは非常に手間がかかります。

高麗人参は土地のすべての栄養分を吸収して育つので、
ひとつの土地で栽培できるのは栽培者一代につき一度であると言われています。

近年は土壌の改良の技術にともない、
高麗人参の作付けはサイクルが短縮されつつあるのですが、
それでも次の作付けまで十数年かかるため、非常に希少価値のある植物として扱われています。
こちらのサイトでは、自宅で高麗人参栽培について解説しています。

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