高麗人参の産地

高麗人参は現在、中国や韓国、日本で栽培されています。
そんな高麗人参で期待できる効果についてはこちらをご覧ください。

けれども、本来自生していた地域は限られた一部でした。
それはつまり、高麗人参が気候や土壌を選り好みするということであり、
気候や土質等の自然条件が相応しないところでは、
高麗人参を適応、生育させるのは難しいことです。

現在日本に輸入されている高麗人参は、
70％以上が中国や韓国からのものですが、
現在の韓国における主な高麗人参の産地は、
忠清南道錦山郡と仁川広域市江華郡、豊城（プンギ）産の物が有名です。
またその他には、中国の長白山（白頭山）の麓、北朝鮮の開城、
日本では長野県東信地方 、福島県会津地方、
島根県松江市大根島（旧八束町）などが有名です。

高麗人参の名産地として特に有名なのは開城（ケソン）市です。
開城は北朝鮮の南部にあり、高麗の王都として栄えた古都でした。
高麗人参の原産地であり、また世界有数の名産地として評価されています。
開城で活躍した松商は、高麗人参栽培と対外貿易の主導権を確保することにより、
莫大な利益をあげたと伝えられています。

現在においても、北朝鮮の主な輸出品として、
開城で栽培された高麗人参で作った人参酒があげられます。
そして、貴重な収入源となっています。

高麗人参は、銅の部分が短く、脚が太いものが商品価値が高いのですが、
まさに開城産の高麗人参はそのような特徴をもっています。

朝鮮王朝時代に、王に高麗人参を献上する際、
開城地域の栽培農家は、自分たちが栽培した高麗人参が最も高品質であると自慢しており、
伝統的な農産物といえます。

開城産の高麗人参への評価は現在も高く、
開城産の高麗人参を使用していることを掲げている高麗人参商品もあります。
とはいえ、朝鮮半島全体がもともと高麗人参の生育に最適であり、
特にこの地域の人参を「高麗人参」と呼び、世界的に「高麗人参」が高く評価されているゆえんです。

しかしたとえ産地であっても、天然の高麗人参は、
自生範囲は広いのですが非常に採取が困難なので、高値で取引されています。
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高麗人参の上手な選び方はこちらhttp://www.newsintercom.org/