高麗人参の栽培期間

高麗人参には、栽培年数によって1年根から6年根までの6階級に分かれています。
6年以上経ってしまうと、表皮組織が老化を起こし始めてしまうため、
6年根が最高級品とされています。

高麗人参を収穫した後の土地は、
6年以上寝かせておかないと次の栽培ができないといわれるほど、
高麗人参が土地の養分を吸い取ってしまいます。

ですので収穫後の畑は、長い休耕期間を必要とします。
一つの畑の収穫が終わると、次の栽培地へ移動し、
深い山の広葉樹を活用して土質を人参の生育に適するよう、
１～２年にわたって手入れします。

肥料は天然のものだけしか使わず、化学肥料を与えないため、
種まきから収穫に至るまで長期間かかり、非常に手間と時間がかかる植物です。

収穫までの流れとしては、種まきをしてから４年ほどで花が咲き、
７～８月になると赤い実をつけるようになります。

しかし、まいた種の全てが順調に育つわけではありません。
高麗人参には葉柄というものがあり、この葉柄を見れば栽培年数がわかるようになっています。
通常１年ごとに一本ずつ葉柄が増えていきます。

そして、４～６年後に収穫の時期を迎えます。
ただ、土の状態が悪いと根腐れを起こしてしまったり、
水害や台風によっても被害を受けやすくなりますし、
害虫に食われてしまって、育たないということもあります。

高麗人参の栽培技術は発達していますが、栽培には熟練の知識と技術が必要になります。
また、時間と手間がかかるのです。
ですので、現代においても価値の高い食品として認められています。

高麗人参を収穫した後にも作業は続きます。
連作障害を防止して栄養豊富な高麗人参を作るため、
10～15年程農地を寝かせる必要があるのです。
この期間は手を加えず、自然に任せる形で栄養豊富な土に戻していきます。
仮にその土地で栽培した場合の人参には、全くといって効能が見込めません。

高麗人参は栽培に時間がかかるだけではなく、
土の調整にも長い時間をかけなければならないのです。
栽培方法による高麗人参の種類についてはhttp://fightislands.info/に載っています。